「破天荒」や「すべからく」など、正しい使い方できていますか?
こんにちは、アサヒです!
今日は、日常でよく聞いたり使ったりする言葉特集みたいな感じで、
実は意味を間違えて使っている人が多い言葉を、本来の意味と一緒に紹介していきます。
・破天荒
破天荒といえば、「無茶苦茶だ」「豪快だ」などの意味で使われることが多いですが、実はこれは間違いです!
破天荒の本来の意味は「今まで誰もがなし得なかったことを行うこと」、つまり「前人未到」と同じ意味なのです。知っていましたか?
では、破天荒・・・「天荒を破る」とはどういう意味なのでしょうか?
「天荒」とは、昔中国で行われいていた科挙という試験のことです。
科挙とは官僚になるための試験で、難易度は日本で一番難しい司法試験の10倍だと言われています。相当難易度が高いですね・・・。
ある時ある土地で、初めて科挙を合格した人が現れます。つまり「天荒を破った」のです!
その土地の誰もがなし得なかったことを初めてやってのけた。まさに破天荒ですね!
・すべからく(須らく)
「すべからく」といえば、皆さん「すべて」という意味で使っていませんか?
実はこれも間違いなのです!
「すべからく」の本来の意味は「当然として」という意味です。
(例文:学生は須らく勉強すべきだ)←この文の意味は、「学生は当然として勉強すべきだ」という意味になります。
なぜ「全て」という意味で使われるようになってしまったかというと、恐らく「すべ」が原因でしょう。
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今回はこの2つをご紹介しましたが、皆さんは正しい使い方で使っていましたか?
この記事で正しい意味を理解し今後、正しい使い方をしていただけたら幸いです。
では。